アメリカ企業の社債事情ってどうなの? VCITの今後を考える①

俺の勉強

アメリカ市場がお休みの週末は勉強しようという新たな試み、「俺の勉強」カテゴリ第一弾としてアメリカの社債事情からVCITの今後を考えてみます。

記事の最初ではVCITを何で買ったのかとか、現状VCITに関してどのようなことを悩んでいるのかという部分について触れます。
その後はアメリカ企業の社債発行状況からAI産業の行方まで一気に話を広げて、最後にちょっとだけVCITに戻ってくる感じの記事になっております。

社債も株も、AI産業が今後どうなるのかを考えないことには方針を決められません。
債券といよりはAI産業中心の内容になっちゃってるし少しまとまりの無い記事になっちゃっているけれども気軽に読み流していただけると嬉しいっす。

VCITってどんなETF?

VCITの特徴と俺が買った理由

VCITは、世界最大級の資産運用会社であるバンガード社が提供している米国ETF(上場投資信託)で、正式名称は「バンガード・米国中期社債ETF」です。米国の優良企業が発行する「中期社債」に幅広く分散投資ができる金融商品です

以上、AIさんのVCITに関する説明です。
「優良企業」ってのは格付けBBB以上のいわゆる「投資適格」と呼ばれる企業のこと。

同じく投資適格社債を扱っているバンガードの商品でも短期社債で構成されるVCSHや長期社債で構成されるVCLTと比べて利回りとボラティリティのバランスがちょうどよく人気を集めている。

投資適格という概念すらよくわかってなかった当時の俺も人気だという噂を頼りに4~5月にかけてVCITを購入。毎月配当がもらえる部分も結構嬉しいし、実際良いETFだと思います。

VCITを今後どうするか悩んでいる

昨日の記事でも少し触れたけど、VCITを今後どうするか結構迷っている。

FOMC後、アメリカ2年債利回りは高止まり、10年債は元に戻って30年債はやや下落して安定
2026年6月18日のアメリカ証券市場でのEDVの値動きの報告をします。本当は昨日の朝にブログ更新する予定だったんだけど色々あって遅れてしまった……。知らなかったんだけど、19日(金)はアメリカ市場はお休みだったみたいだね。ブログ更新が遅れ…

さっきも書いたけどVCITは良い商品だと思います。
問題は俺のVCITの購入タイミングで、今ほどではないけど160円/$手前くらいの円安時に5月中旬の債券価格大幅安のタイミングの直前に買っちゃったということ。

現状ジワジワと価格を戻してはいるけどいまだに購入時の価格には届かず含み損。
大幅な円安のおかげで円貨評価額は若干プラスという状況だ。

円貨評価額がプラスの今のうちに売却して資金を別に回した方が良いかな?それともやっぱりホールドした方が良いかな?と悩んでいるのが現状です。
そこで今後のVCITの扱いをどうするか自分の中ではっきり答えを出すためにアメリカ企業の社債事情を調べようと思ったというのは冒頭でも述べた通り。

それではさっそくアメリカ企業の最近の社債事情を見ていきたいと思います。

アメリカのデカい企業がデカい規模の社債をガンガン出してる

2026年5月 アルファベット(Google親会社)が初の円建て社債

このニュースはめちゃくちゃ印象に残ってる。
総額5765億円とのことで、海外企業による円債発行としては史上最大規模らしい。
資金調達の目的はもちろんAI関連投資。

へー、ドル建てじゃないんだーと思ってニュースをよく見るとアルファベットはアメリカドルは当然としてユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドルでも大型の社債発行を行っているとのこと。

AI関連投資の規模がデカくなりすぎてもはやアメリカ国内だけでなく全世界から資金調達をしなきゃならんということだと思われる。

このニュースを見た当時に俺が真っ先に思ったことは「すでに全世界から資金調達しているんならこの先はどうなるの?」ということだった。
資本主義って経済成長し続けることが前提だと思うんだけど、もはや地球規模で資本主義の果てまで来てそうじゃない?
世界の金融市場って基本的には金が余りまくってるらしいからこのくらい大胆でちょうど良いのか?

今が資本主義の果てかどうかはAI産業の今後にかかっていると言っても過言ではないだろう。

2026年6月 エヌビディアが5年ぶりに社債発行

総額250億ドル(約4兆円)とのこと。
アルファベットの円建て社債より遥かに大きな規模だけど注文は募集の3倍以上集まったらしい。
アルファベットのニュースを見たときは資本主義の先行きを憂いてしまったけど少なくとも市場にはまだまだ資金が有り余っていそうだ。

このニュースと同時に知ったんだけどエヌビディアはネットワークスイッチの売上高で初めて1位になったとのこと。
俺も仕事柄GPU使ったりしてるんだけどこの分野はとにかく演算装置とのデータのやり取りが律速になっている。
そもそもGPUがCPUよりも高速演算できるのだって演算コアとメモリの物理距離が近いってのが大きいしね。

んで、スイッチってのはデータセンタとかにたくさん詰まっているサーバーを相互接続するための装置で性能が上がれば上がるほど演算装置間のデータのやり取りが高速になるからAIのレスポンスも高速になる。

エヌビディアはもともとGPUだけじゃなくサーバー製品にも手を伸ばしてきていたわけだけど、今回スイッチでも1位になったのはSpectrum-Xの躍進のおかげだろう。
Spectrum-Xはエヌビディアが開発したAI向けのイーサネットネットワーキングプラットフォームのこと。
AIの高性能化のためにみんなこぞってSpectrum-Xを導入したということが伺える。

GPUを設計しているエヌビディアがGPUの能力を最大限発揮できるように最適化されたプラットフォームを開発するというのは至極当然の流れに思える。
エヌビディアはこの攻勢を緩めるつもりはないというメッセージが今回の巨額社債発行に込められているのは確実だろう。

スペースXが200億ドルの社債発行を計画

直近のニュース。
200億ドルってことは先のエヌビディアの80%くらい。
上場直後にこの規模の社債発行はすごい。どうせ募集が殺到するんでしょう。

週末に出たばかりのニュースなので俺はこれ以上の情報を持っていないんだけど、とにかくアメリカのデカい企業がデカい規模の社債をガンガン出しているのが直近の状況ってことだけおさえておきたい。

【まとめ】アメリカの社債事情は盛況、でもいつまで続く?

ちなみにアルファベットもエヌビディアもVCITの構成銘柄に含まれております。
エヌビディアの額は大分少ないけど、エヌビディアは今年5年ぶりの社債発行でVCITは中期債中心だからさもありなん。今後は増えていくことでしょう。

また、スペースXに対して3大格付け会社が投資適格級の格付けを付与したとのニュースもあったのでこちらもそのうちVCITには組み込まれるはずだ(中期債があれば)。

つまりアメリカの社債事情は盛況でVCIT自体は今後も元気に配当を出し続けてくれると思われる。

でもこの盛況はいつまで続くんだろう?
これは株におけるAI関連銘柄はバブルなのか?という話題と同じ問題。
要はAI産業は新たな産業革命を起こせるのか、ポシャるのかという問題だ。

これに関しては俺の中で明確な答えが出ていて、「AI産業はポシャりません」という立場だ。

今の日本ですら少しでもデスクワークの業務がある人は何かしらAIのお世話になっているはずだし、日常生活でGeminiを使わない人は皆無じゃなかろうか。
俺ももはやAI無しではコーディング出来ない体にされてしまって久しいし、手作業と目視での社内文書検索とか二度と出来る気がしない。
AIは既に日常や企業活動に根付いているし、AIの無い生活には戻れないのが現実だ。

では問題はAI企業が資金回収できるか(儲けを出せるか)という点になるわけだけど、出せるに決まっていると思っております。
現状出回っているAIは性能に対してあまりに破格っていうのがユーザーとしての感想です。
実際に破格なのかそれとも実はぼったくりなのかはわからないけど、マイクロソフトやグーグル、アマゾンといった世界的企業が資金回収の目途が全く立たないレベルの価格設定をしているとは思えない。

AIによる産業革命は進行中だし絶対にポシャらない、ツルハシを売る立場の日本の半導体関連機器メーカーは今後も伸びるしオルカンも元気いっぱい。
これが俺の現時点での見解です。

よってアメリカ景気がどうなるかとかAI産業や資本主義がどうなるかとかいう観点ではVCITを心配する必要は全くないという結論です。
今回調べたアメリカ企業の巨額社債もVCITをさらに勢いづける追い風となるでしょう。

なので俺のVCITをどうするかという悩みはアメリカの金利と為替の問題に絞られるわけです。
アメリカ市場は今日もお休みなので、明日もVCITのために勉強したことを記事にします!

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