お疲れ様です。
まずはこちらのグラフを見て欲しい。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
6月30日に急落した俺のEDVだけど、その後も回復することなくじりじりと下げております。
7月1日は配当金を吐き出した影響もあるんだろうけど、世界的な利上げ織り込み+アメリカ経済の底堅さにより長期金利は引き続き上昇傾向です。

7月は1日に6月ADP雇用統計発表、2日に6月雇用統計発表と最初からクライマックスである。
雇用統計の結果は予想を大幅に下回りその結果を受けて短期金利は下落、一方利下げ観測 ⇒ 将来のインフレと裏読みした市場心理により長期金利は上昇し俺のEDVは全滅した。
短期金利は下落して長期金利は上昇しており、ベア・スティープニングとブル・スティープニングの混ざったような状況だ。FOMC直後の動きとは真逆だね。

6月FOMC直後:利上げ観測だけど長期金利は下落、俺のEDV歓喜。
6月30日:利上げ観測で金利は全体的に急上昇、俺のEDV悲しい。
7月2日:利下げ観測だけど長期金利は上昇、俺のEDV悲しい。
利上げ観測で素直に金利が上がったり、観測とは逆方向に金利が動いたり、マジで色んな動きをするから面白いですな。
今日の記事ではアメリカの6月雇用統計の結果と債券利回りの動きを見ていこうと思うよ。
アメリカの6月雇用統計結果と利回りの動き
7月1日の6月ADP雇用統計結果
昨日はブログ書けなかったけどADP結果と利回りはちゃんとチェックしておいた。
ADP雇用統計はADP社っていうアメリカの給与計算代行サービス会社が発表している民間企業の雇用動向レポートのことらしい。全米50万社、2,500万人以上の給与データを基に算出されるんだって。7月2日に発表された雇用統計とは違って民間企業のみのデータという点に注意が必要だ。
5月のADP雇用統計は12.2万人で6月の予想は12.0万人だったのに対して結果は9.8万人と弱い内容だった。日本時間の21:15発表だったんだけど、その直前に長期金利がピョコンと上昇して、結果発表の後すぐに元に戻っているのが面白い。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
07/01 ~ 07/02 の真ん中くらい、30年債と10年債のチャートにピョコンとこぶができている。
ADP結果を受けてすぐに利回りが低下したのは良いんだけど元に戻っただけで6/30以前の水準には戻らなかった。7月1日時点では翌日にアメリカ雇用統計の発表が控えていてADPよりもそっちが本番だからみんな様子見してたんだと思われる。
7月2日の6月アメリカ雇用統計結果
ADP結果(民間企業)は弱かったわけだけど肝心の6月アメリカ雇用統計はどうだったのか。
アメリカ雇用統計は米労働省労働統計局が毎月発表する経済指標。
・非農業部門雇用者数
・失業率
・平均時給
主にこれら3つの指標が注目されている。5月に予想を大幅に上回る結果を出して利上げ観測を引き起こし、俺のEDVをどん底に落としたのが非農業部門雇用者数だね。
6月の雇用統計結果は次のようになった。
・非農業部門雇用者数(前月比) 前回12.9万人 予想11.3万人 結果5.7万人
・失業率 前回 4.3% 予想 4.3% 結果 4.2%
・平均時給(前月比) 前回 0.3% 予想 0.3% 結果 0.3%
直前にベッセント氏が「6月の雇用統計が強い数字だとしても驚かない」と発言していたので身構えていたけど、結果は大幅に予想以下ということで市場には一気に利下げ観測が広がった。
アメリカ2年債利回りは大きく減少したし、ドル円相場も1円以上円高に振れたようだ。
長期金利も一瞬下がったけど下げ幅は2年債よりは小さかった。
2年債はFRBの政策金利の影響を一番受ける、一方でデュレーションが長いほど色んな思惑や裏読みが入るから直接的な金利の観測通りではなくなってくる。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
また、グラフの値は比較しやすくするために正規化してあります。
ボラティリティを確認しやすくするために正規化したグラフを見てみよう。
点線の2年債は雇用統計発表後に大きく下げており、その後ちょっと上がったけど低い水準を保っている。この傾向はデュレーションが長くなるほど弱くなっており、俺のEDVに影響の大きい30年債利回りに至ってはほぼ影響を受けていない。雇用統計発表後もじりじりと上昇を続けている状況だ。
この利回りの動きを考察してみる。
まず短期債に関してだけど、こちらは定石通り。弱い雇用統計の結果を受けての利下げ観測 ⇒ 利回り低下。雇用統計弱い=経済弱い=インフレ懸念後退=利下げ観測。
次に長期債で、こちらはより長期的な経済の動きを市場が予想して変動する。短期的には利下げ観測に振れたけど、利下げ=インフレ誘発なわけで長期としては「利下げがもたらす副作用」を警戒して利回りが上昇傾向になったということだ。
5月の雇用統計に関してはワールドカップ開催国としてのサービス業雇用激増という側面もあったので前月よりも伸びが低いとはいえアメリカの雇用状況は順調に伸びていると言える。
予想を下回ったから利回りはいったん下がったけど、経済底堅いってところは結局変わらない。
長期的にはインフレ傾向は変わっておらず、そこに雇用統計の結果を受けて短期の利下げ観測が入ったから長期的にはインフレが加速するのでは?という心理が働き長期利回りは上昇傾向と考えておく。
【まとめ】結局アメリカ経済強くて利上げ傾向なのは変わらない
原油価格が$60台なのに5%近い長期利回りなのでアメリカの(というか世界的な)インフレを懸念すべきという流れは間違いなさそうだ。
イラン情勢が落ち着き、みんなが冷静さを取り戻してアメリカ経済を眺めているんだね。
停戦合意などでいったん含み益を抱えていた俺のEDVも1週間程度で含み損に逆戻りです。
なんか懐かしい感じ。証券口座のマイナス表記に実家のような居心地の良さを感じてしまうよ。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
また、グラフの値は比較しやすくするために正規化してあります。
VCITもEDVと同様に下落したけど、昨日の取引ではちょっとだけ元気を取り戻してきている。
ここはやはり長期債ETFと中期ETFの違いということだろうか。
EDVもせめて今くらいの価格を維持してほしいですな。
30年債利回りが5%を超えないように祈り続ける日々が今後も続きそうです。
本日7月3日はアメリカ市場はお休みのようですね。
週末の記事のネタを考えなければ。
それではまた!!

