早速ですが24日のアメリカの債券利回りとWTI価格を見てみます。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
利回りは全体的に減少傾向。
24日のアメリカ市場での取引中、EDVと関連の深い30年債利回りは前日比 -1.70% の 4.86% 前後で推移していた。
原油価格も安定しており $70を切る場面も見られている。
2年債と10年債も±0.01%くらいの小幅な変動をしつつ全体的には減少傾向。
俺のEDVは前日比+2.06%の$66.31、VCITは前日比+0.39%の$82.69とかなり上昇した。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
原油価格安定+AI関連株安からの債券への資金移動の効果と思われる。
25日に控えているPCEデフレーター発表までは大きな動きをしたくないという思いもありそう。
一方で24日には5月の新築販売件数の発表があった。
こちらも債券利回りへの影響が大きい指数のようだが、今まで全く勉強してこなかった。
今日の記事ではアメリカの住宅販売件数に関して調べたことを書いていく。
アメリカの住宅販売件数
中古住宅販売件数
毎月中旬ごろに発表される。
2026年5月の中古住宅販売件数は6月9日に発表されていて、前月402万件、予想406万件のところ実績417万件と大幅に予想を上回る結果だった。
俺も全然知らなかったんだけど、アメリカの住宅市場は中古が全体の8割を占めているらしい。
その規模の大きさゆえに経済全体の体力を推し量るのに使われる指標のようだ。
中古住宅販売件数は決済時点での集計となる。
次に紹介する新築住宅販売件数は契約時点での集計なので、中古住宅販売件数は対象の月次から1~2か月前くらいの住宅市場の様子を反映する。
つまり5月の中古住宅販売件数は3~4月の実態を示す。
この時期の住宅販売件数は予想よりも多かったということだ。
今より金利が落ち着いていた時期だね。
新築住宅販売件数
毎月25日ごろに発表される。
2026年5月の新築住宅販売件数は6月24日に発表された。
前月62.2万件、予想64.0万件のところ実績58.0万件と大幅に予想を下回る結果だった。
5月の中古住宅販売件数とは逆である。
中古住宅販売件数のところでも書いたけど新築住宅販売件数は契約時点での集計なので中古住宅販売件数よりも速報性が高い。
そのため景気の先行きを予測するには新築住宅販売件数の方が適するといわれている。
5月は雇用統計が予想を大幅に上回る結果を出して金利が大幅に上昇したタイミングであり、住宅ローン金利も高くなっただろうことを考えると新築住宅販売件数(新築の契約件数)が一気に下がったことは想像に難くない。
5月の中古住宅販売件数の反映期間と思われる3~4月、新築住宅販売件数の反映期間と思われる5~6月のアメリカ10年債利回りを見てみる。

上のグラフは実際のチャート画像から数値を手作業で読み取って自分で作り直した「手作りグラフ(概算値)」です。
そのため実際の正確な数値とはズレがある場合があります。
3~4月の平均値と5~6月の平均値との間には 0.2%ほどの明確な差があり、5月の新築住宅販売件数を鑑みると高まった金利に市民が参っちゃってしまっていることが予想される。
物価高を抑えるための高金利が一般消費者の重しになり、影響が顕著に表れ始めた結果が5月の新築住宅販売件数ととることができる。
原油価格安定やAI関連株安に加えて、5月新築住宅販売件数の結果による景気後退を市場が意識し始めたために24日は債券利回りが低下して債券価格が上昇したものと思われる。
【まとめ】インフレ⇒利下げ期待後退⇒利回り高止まり⇒新築住宅販売件数減少、まるでドミノ倒しである
5月のCPIは概ね市場の予想通りだったとはいえ、絶対値を見ると前年比4%以上高くアメリカの現在のインフレを強く表す内容だった。

他の指数の結果も概ね利下げ期待を後退させる内容だったことはこのブログでも取り上げてきた。
また、FOMCでは利上げ示唆ととらえられる結果もあり債券利回りは上昇した。
一方、インフレからくる利回り高止まりがついに実体経済にも影響を出し始めたのが5月の新築住宅販売件数で、この指数は先行性が高いことから今後の景気減速が強く意識されることになった。
結果としてアメリカ債券利回りは減少方向となっている。
アメリカ国民の方々が少しでも住宅を買いやすくなることを祈るばかりである。
しかしこの利回り減少傾向を一気に破壊する可能性のあるイベントが今夜控えている。
5月PCEデフレーターの発表だ。
市場予想を上回った場合は利回りは急反発し俺のEDVも含み損へ急降下すると思われる。
直前の新築住宅販売件数の結果が景気後退を示唆するものであったこともあり、明日の債券市場は俺がブログを始めてから一番の山場になるでしょう。
明日のブログもネタには困らなそうで楽しみです!!

